
こんな時間にサイゼで二人で向かい合っている。
「あたし、パフェ食べたいな、なおくんは何にする?」
「俺はピザ」
「じゃあ呼ぶね、すいませーん」
ランカちゃん、もう怒ってないみたい。
本当に良かったよ〜。
さかのぼること7時間。
俺はランカちゃんの更新を待ってリロードしまくっていた。
5時間が過ぎた頃、現れた日記には凍えるランカちゃんの様子が表れていた。
好都合な事に現在地であろう写真もアップされている。あの場所はよく知っている。ランカちゃんはずいぶん遠くまで来ちゃったなんて書いてたけど、あんなもん家から車で全速力で飛ばせば30分で到着するぜ。
到着後、そこは明かりなんて無くて辺りは真っ暗だったけど、俺はすぐに見つけられた。
湖の前で、ランカちゃんが膝をかかえて座りながら震えていた。ごめんなさいランカちゃん!って言って背中から抱き締めた。
振り向いた彼女は泣いていた。
それでも強がって「なおくんのバカ、寒かったよ」なんて言ってくるから、「ああ、俺は大馬鹿野郎だ。心の底から愛してる女の子を悲しませてしまうなんて、本当にバカだ」って言い放って、いい感じの雰囲気になって、お腹空いたね、何か食べに行こうかってなって、あたし、サイゼリヤに行きたい、って言われて、そして現在、ここは愛のサイゼリヤ。
ランカちゃん、あんなに薄着だったのに風邪もひいてないみたいだし、良かったよ。
次は明るいうちに一緒に行けるといいね。思い出の湖。
2008年10月31日
泉南朋
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